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「これ、俺の彼女。
俺たち付き合うことにしたんだ。」
学校のそばのマックで、
他校の女の子に紹介された。
「そうなんだ?
へえ、羽鳥くんに彼女できたんだ。
よかったあ。
ええと?」
「あ、望南(もな)です
有川望南(ありかわもな)です。
初めまして。」
「私、中学の時同級生で、
隣に住んでる安土千葉(あづちちよう)っていうの。
羽鳥くんとは、そう、腐れ縁なの。ね?」
「うん。」
「そっかあ、彼女かあ、よかったよかった~」
安土さんは心底嬉しそうに彼の背中をバシバシと叩いた。
笑いながら叩かれている彼は、
きっと彼女のことが好きだったんだろうことを理解した。
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