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「ねえリチャード。」
「サラ。」
「アタシとリチャードが出会ったのは…アタシが13の時だったわ…最初は家庭教師と生徒の関係だったけれど…時がたつにつれて…アタシは…リチャードのことを…少しずつ少しずつ…男の人として意識するようになって行ったの…アタシは…知らないうちに…リチャードのことが好きになって行ったの…リチャードは、アタシのことをどう思っているの?」
「サラ。」
「リチャード…リチャードの今の気持ちが…知りたいのよ。」
「ぼくの気持ち。」
(ドクンドクンドクン…ドクンドクンドクン…)
サラの乳房(むね)の奥では、さらに高い鼓動が波打っていたのでありました。
さらに高い鼓動が波打っている中で、サラはリチャードさんに今のサラの思いを告白したのでありました。
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