悪い予感は当たるものです。

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今俺達は職員室にカギを返しに向かっている。 高校は3つに校舎がわかれており、1、2棟は3階建て、3棟は4階建てとなっている。 それぞれの校舎を3階までのそれぞれの階にある渡り廊下がつないでいる。 職員室は3棟2階、俺達のいた部室は家庭科室は2棟の3階だ。 今俺達は2棟3階の渡り廊下の前にいる。 そこは電気もついておらずかろうじて3棟が見えるくらいの明るさだった。 正直言えば足はガクガクだし、さっさと帰ってしまいたいがそれをすると1人で帰らなくてはならないため出来なかった。 こんな中1人で帰りたくない。絶対やだ。 「あっ」 「ふえいっ!」 あっと言う声を上げたのは舞で変な声を出したのは俺ですはい。 だって急に声上げられたんだもん。 びびるよね。ね? 「ふえいってなにぃwwww?ww彩十可愛いぃww」 「うるせぇよぉ!びっ、びっくりしただけだよ!」 こいつうぜぇ、友矢うぜぇ、笑ってんじゃねーよ! こっちだって色々あるんですー! 友矢はずっと笑っている。うぜぇ 「まぁまぁ、どうしたん?舞」 そっと友矢と俺を抑える修哉、なんとなくむかつくから修哉の左腕に抱きついといた。こいつ体温高いな。 友矢はまだニヤニヤしている。 うぜぇなんでこいつが部長なんだろ。不思議だ。 「あっはい、教室のロッカーに忘れ物したのに気がついて、ちょっと取りに行って来ます!」 「1人で大丈…ってあいつ足早いな、もう見えへんわ」 舞の走って行った方向を見ると舞の姿はもうなかった。はえぇ… 「んじゃとりあえず職員室行くかぁー」 「せやな、彩十くんこれじゃ歩きにくくない?」 修哉は俺が抱きついてる左腕を揺らした。 確かに俺が178で修哉が171と少し歩きにくいが歩けないことはないので大丈夫と返しておく。 そうかとだけ言って前を向く修哉。 「てか暗いな」 「友矢くんのせいやん、こんな遅なったの」 「そーだそーだ」 「2人ともひどっ、おれじゃなくてサエちゃんのせいじゃん」 「人のせいにするのはよくないと思うで」 「さいてー」 「何だろ、泣きそう」 「泣いてまえ」 「なー」 嘘泣きをする友矢に2人で冷たい目線を送っておく。 すると急に風が吹いた。 その風は恐ろしい程に冷たく俺は思わず修哉の腕を強く抱き締める。 不思議そうな顔する修哉。 すると友矢が 「あれ、呼んでしまったか?」 と言った。
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