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勿論今でも、浩介の物以外、尊や紅花の食べかけの物を食べる事は出来ないと思う。
「もう、俺の部屋に来なくても淋し死にしない?」
尊にそう聞かれ、困ったように首を傾げる。
「……分かんない」
私のその答えに、何故か満足げな尊。
「なら、大丈夫だね」
そう言って笑った尊は、大きな欠伸を一つして、グイッと伸びをした。
「んじゃ、帰るわ」
尊はそう言うと椅子から立ち上がり、また来た窓から外へ出た。
「鍵、掛けろよ」
「うん。おやすみ」
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