第2章

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パーティボーイ。 そう揶揄された男は、驚くほどの超美形。 この言葉が似合う人を、実際に見るのは初めてだ。 顔から姿かたちの輪郭をつま先まで目でなぞり、ほうと息を吐く。 日に焼けた肌が映える白いタキシードの立ち姿は、そこにあるはずのないレッドカーペットを歩くような、周りを虜にするオーラが立ち上る。 フロアに入ってきた瞬間から人の目を引き付ける。 その振る舞いは、モデルか舞台俳優のようだ。
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