第1弾

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その後、専門棟に到着しとりあえず申請はしたが、専門棟には人が全然いなかった。いたのは受付の人ぐらいで生徒や先生の姿は見られない。 そりゃ今日は始業式だしみんなそっちに向かっているのだろう。 時計を見ると始業式開始まであと数十分。 あー、これは少し急いだ方がいいな。 あの女の子と話していたのと申請に手間取ったのが響いてるな。 チャリを再び跨ぐと今度は始業式の場所へと向かう。 俺はわざわざ、始業式の日に申請をしたのを、あの時女の子に話しかけられたのを今後ずっと、悔やむことになるとは思いもしてなかった。
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