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「先生が展開を決めるってことか!?」
「……私、そんな大役していいのか。もっと付き合いの長いキャラいるだろう。こんな新参者に任せるとか……つまり、別れる約束も私の一存で変えていいってことだよな?」
「この文脈だと……そうですよね」
「いや、ワンシーンだけならお好きにどうぞっていう作者さんもいるから理解できるが、物語を全部だぞ?」
「それが理由で破綻した話もあったって聞きましたけど……」
「……え、大まかな台本ってナニ?」
「俺が聞いたのは、卒業したら別れて下さいねってだけ」
「大まかすぎる!」
「俺は別れるつもりないですけど」
「私も一応……別れて終わりは嫌だな」
「じゃあ宿泊行事やりましょうよ、先生!」
「やだよ、担任でもないのに」
「文化祭みたいな」
「やだ。小テストしたい。もー、教卓からいくらでも君を見つめ放題」
「……やめて下さい」
「私に任せたってモラルがあるから展開がつまらんだろうに」
「海とか行って、海パンで人工呼吸」
「……クラゲに刺されておけ。君のプールの授業を上から見物するぐらいでいいよ、私は」
「……っ!?」
「風呂は覗いてない。読者的にはつまらん話になるんじゃないの? あんまり接触しないしさー」
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