Reversi

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声が重なった。 その瞬間、奇妙な一体感と違和感を覚える。  胸騒ぎ。  私は改めて、彼を見つめる。返すように彼が私を見る。私はその彼の瞳を覗く。彼の瞳に映る私を。  そして、気づいた。 映っているのが、真白い服を着た彼であることに。
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