第1章

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2014.07.13 「あんた!!聖に変なことしたらタダじゃおかないんだからね!!」 「……分かってるって…。」 玄生は親友に宥められながらも背中を押され、店を後にしようとしているラギを見送っている。 そういえば、先ほど、この七夕限定のカクテルの感想を聞かせてくれと言われたっけ…。 女友達の話では、このカクテルは通常出されていたものとは色が異なっているという。 「(材料を間違えたのだろうか?そそっかしいなぁ…。)」 こくり、と一口含む…… 「……あっ………。」 はらり、とひと粒の涙が頬を伝った。 極東の島国での一件があったせいか、どうも涙腺が緩む。 何故だろう、 堪らなく切なく、懐かしさすら感じさせる……甘くとろけるような、味わい…。 「………あぁ、そうか……。」 「全くよ~手の皮膚が千切れるかと思ったぜ~!! まぁ、これで邪魔する人も居なくなったことだし… お楽しみの続きでもしようじゃねぇか!!なぁ、聖~……って!お前、泣いてんのか?」 「…………うん。 このカクテルにとろけて、酔いしれてしまったようだよ。」 またしても、 私の心を揺さぶる、私の為の“特別なカクテル”をありがとう。 “ミルキーウェイ”というカクテルを調べたら、通常のミルキーウェイは青い色ベースのカクテルなのですが、“夕陽の切なさ”を表現した“赤い色”のカクテルが“伝説のカクテル”とされているらしくて。 ((((*゜▽゜*))))あれ? 珠色さんってば、これをモチーフにあのカクテルをデザインされたの?なんっっって粋な計らいなの!!!? ……ってことで、悶絶してしまい、これはちゃんと感想をお聞かせしないと失礼だ!!!と思いました まる!! それと、偶然とはいえ、伝説のカクテルと私が買いた「Sea of stars」が夕陽の切なさという意味で、リンクしていて、ディスティニーを感じざるを得ませんでした← 何という、ことでしょうか。悶絶 珠色さん、玄生さんのキザな甘やかし…ちゃーんと聖に届きましたよーボソリ 御馳走様でした!!! (*´人`*) 追記 前ページのコメント返信なるもの。 ……今はまだ唇は駄目ですけど、それ以外ならばどこでも構いませんよー← ♪(´ε` )
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