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【試着中】
玄生「………おーい!まだかよー聖ーー。」
聖「…………。
玄生…お願いがあるのだが。」
玄生「おう?」
聖「……………せ、背中のファスナーを閉じてほしい。商品だと思うと怖くてな。」
玄生「へへへへ。
待ってましたーー喜んでーー!!」
聖「……お前、まさかワザと…」
玄生「なんのことかなー。
どれどれ、…背中…じゃなかった、ファスナーは…へへ。」
もたもた
聖「………は、早くしてくれ。」
玄生「んー、もーちょい。(ニヤニヤ
………おし!終わったぜ!さぁ、早く正面も見せてくれ。」
聖「あ、あぁ。
………どうだろうか…?」
くるり
玄生「……………。」
聖「……やっぱり、私が着るものではないかな。そろそろ、着替えて…」
玄生「店員さーーん。
この服このまま着て行きます。ですんで、この服に合う靴とアクセサリーも見繕ってくれません?」
聖「!!!?」
店員「喜んでー!」
玄生「そんで、会計は俺がしとくからな!!」
聖「えっ…」
店員「またの来店お待ちしてますありがとうございますー!」
聖「玄生!!何を勝手に!それに会計まで、お前持ちだなんて!!」
玄生「…その服凄くお前に似合ってる!綺麗だぜ!」
聖「………。」
玄生「……そういう姿見ちまったら、試着だけじゃ勿体ねぇって思ったらからな。」
聖「し、しかしっ…」
玄生「おーい、聖ー。
男が望んで女にプレゼントする場合は女は素直に喜んで良いんものなんだぜ?
まだ、あの言葉、聞いてないけど?」
聖「…………あ、ありがとぅ…。」
玄生「どういたしましてー!
よし、次見て回ろうぜ!」
(聖の肩に手を回す玄生)
おわり
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