僕色に染まれ 第4話

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「本当に?」 ジッと僕を上目使いで見る結衣にドキッとする。 「う、うん」 うわ~めちゃカワイイ~ やはり反則だな…この可愛さは…… 顔が真っ赤になったおかげで左頬のぶたれたアトが消えてくれた。 「で?目当てのパンは買えた?」 ニコッと笑う結衣に僕は首を横に振る。 「じゃあお昼は?」 「さっき水を飲んだから……」 苦笑いの僕に結衣は「ダメ!」と怒る。 「まだ午後の授業あるんだよ!お昼を抜くことは集中力の低下につながるし、身体に良くないんだからね!」 僕のことを心配して注意してくれる結衣の気持ちが嬉しい……けど…… 「でも今さら購買部に戻ってももう何も残ってないし、いいところパンの耳だからな~」 と、笑った僕の言葉に結衣は嬉しそうに笑うと…… 「じゃあ私のお弁当分けてあげる!一緒に食べよ」 「…………………え?」 背中から出してきた弁当箱に唖然とする僕だった……
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