第1章

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 「浩二殿! ここは危険です! はやく!」  ラミが避難をうながすが浩二は冷静に答える」  「俺だって逃げたいよ、けど俺の母さんなんだろ? 外から呼ぶ声が聴こえてきたんだ知らない振りをするわけにはいかない」  「それでもきけんだよ?」  ゆいちが心配そうに言と、ラミが口を開く。  「分かりました、危険ですが一つ頼みたい事がありますよろしいですか?」  「先生!?」  「ゆいち、おそらく浩二殿がいなければ救えません、理由はわかりますね?」  「はい・・・母親と、その子供だからですね」  「そうです親子の絆は強い、良い方にも悪い方にも、もちろん今は良い方ですが」  そう言いながら少し、少し微笑みうつむきかげんのゆいちをなでてやる。  「では、良いですか浩二殿、今いった通り危険ですが私達がサポートします、少し近づいて呼びかけてくださいませんか?」  「わかった、サポートたのんだぜ」  そう言うと、少しばかり母親に、近ずく浩二であった。
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