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母親の葬儀が一通り終わって数週間、慣れぬ事だらけで霧島浩二は疲れはて二階の自室にて寝ていたのだが・・・。
「起きて、お兄ちゃん!朝だよう!」
その声に起こされて目を開けると、俺の上には十歳くらいの白い服をきた女の子が乗っかって俺を起こそうとしていた。
「あのー、どなたですか?」
寝起きの頭なので他に言うことはあるのだがそれが精一杯だった、そう俺は一人っ子で妹などいないのだから。
するとハッとした表情で下に降りていく女の子、それと同時に声が聞こえてくる。
「先生失敗しましたー!」
えっ? 先生? 誰それ? もう1人だれかいるの? 嫌な予感を感じつつ後を追うように下に降りていく。
するとリビングには身長は180くらいだろうか、スラッとした感じで、整った顔立ちと栗色のセミロングの髪が綺麗で、同じく白い服をきた男性が椅子に腰掛け新聞を読んでいた.、新聞!?
寝起き直後も手伝ってか、あまりにも理解を越えた展開に頭がついていけずフリーズする俺。
すると、その男がおもむろに新聞をたたんでこっちを見て言う。
「何にいってるんだい妹も忘れたのかい? オニイチャン」
「そんなデカイ弟もいないっ!!!」
気がつくと、大阪の人でもないのに全力で突っ込む俺がそこにいた
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