第1章

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 「くあぁ・・・!」  騒ぎ疲れて寝ていたらしい気がつくとすっかり夕方になっており、自分はソファーの上に寝転がっていた、ゆいちとラミの姿は見あらたなかった、なにか用事でもしているのだろう。  台所に近づくとトントントン、と包丁の軽やかな音が聞こえる恐らくラミが何かしらの料理をつくっているのだろう、先生と言われているのだ、料理の1つぐらいは朝飯前なのだろう、今は夕方だけど。  台所に近づくとラミの鼻歌が聞こえてくる、やはりラミがつくっていてくれてるらしい、しかし目に入った光景はツッコミを入れざるをえなかった。  「おや、起きられましたか浩二どの、今夕飯の用意をしていますから、しばらくおまちください」  そういって振り返ったラミの格好はまさしく"裸エプロン"だった。  「なんでやねんっ!」 思わずツッコミを全力でしてしまう浩二であった。
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