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「いゃあー、すいませんね服までお借りしてしまいまして・・・」
申し訳なさそうに服を着るラミ。
「ジュースこぼして洗濯したら替えがないのを思い出しまして、そして調べたところ裸エプロンは今の世の中の男性に喜ばれるとか?」
「男が男のそんな格好みて喜ぶかっ!!・・・いゃまているのか?」
ひとり考えているとゆいちの元気な声が聞こえてくる。
「おっはよーっ!ごはんまだぁー?」
元気にかけてくるゆいち。
昨日はなんとも思わなかったけど、この女の子の天使の格好は天使というよりも近所にいる小学生の女の子とそんなに変わらない格好をしている。
オシャレなシュシュで髪をポニーにして、服は黒猫が大胆にデザインされた可愛いTシャツ、ジーンズ生地の短パンにピンクの靴下を履いていた。
今にして思えば、ラミの格好は白のシャツに黒のジーンズだった、もう少しオシャレにしてても良いのではないのか?と今にして思うものだった。
「おや?どうされましたか?」
「いや?天使の割にはこの子の服装が、結構決まってるなーと思ってさ」
「まぁ、目立たないようにしないといけませんから、ただ・・・」
ラミが視線を落とす、浩二が聞き返す。
「ただ・・・?」
「予算この子の服に、ほぼ使っちゃって替えの分かえなかったんです、トホホ・・・」
そう言ってうなだれるラミを見て、だからさっき裸エプロンだったのかと納得する浩二なのであった。
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