三日目

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グランドールの背中に抱き付いて笑いを堪えるアルセン (どうしましょう、今顔をグランドールの背中から外したら絶対"本当の笑顔"なのがユンフォ様には、わかってしまいます………!!) 父親が不慮の事故でなくなってから、後見人にもなってもらったし、貴族なのに一般枠で入れない軍学校に編入をさせてくれた、恩人の変わってしまった頭部を見て、笑顔など、アルセン・パドリックの矜持……というか、申し訳なくてたまらない。 ネェツアーク (ユンフォ様の頭は元に戻らないんだよ!これくらい我慢しろ!!) 側にやってくる頭部輝くユンフォに堪えながら、ネェツアークは "笑うなら道連れ" と言わんばかりに、アルセンにテレパシーを送り続けていた。 いつもお小言うるさい、従姉の息子(アルセン)に仕返しせんと、国王(オッサン兄さん)もがんばる← ダガー (もしかしたら、新たな禿げる魔術をうけて、頭部に異変が!?。 とりあえず教官室のみんなから髪の毛を集めよう。 それを、ご祝儀袋にいれてだな 「これみんなで少しずつカンパしたんですけど…」 ) そして何気に天然な、アルセンが尊敬する親友がまさかの止めをテレパシーで繰り出した。 グランドール (しかし、ユンフォ様、髪で悩んでおられたんだなぁ。 カツラのスペアのコストくらいワシとアルセンでしてやるのに……。 水臭いのぅ) アルセン 「っ!、スミマセン!!」 何より親友の言葉に堪えきれなかったアルセンは、両手で顔を隠しながら国一番の脚力で逃げ出した。
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