三日目

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グランドール (アルセン、大丈夫かのぅ……) しかし、人の心配より自分の心配をするべきだった。 側にやってきたユンフォ様は、グランドールの隣にいるネェツアークの側で立ち止まる。 ユンフォ様 「…ネェツアーク」 ネェツアーク 「えっ(゜.゜)、へっ、はい!!」 頭部を以外は至って普段通りのユンフォ様 「この前頼んだ、今日提出の魔術学校での見積りなんだが………」 ネェツアーク (アルセンが泣き笑いしながらトイレに立てこもっているの、本日は用事で軍学校にきているキングスに発見されて、なだめながら説得している、に1hage) 賢者は笑いを堪える為に、一生懸命別の事を考えながら、キラリと輝く頭を見ないようにしながら、尊敬する上司と会話した。 ところ変わって……軍学校のトイレ 身嗜みの化粧直しをしていたキングスは、足音を耳に入れて、鏡から外に視線を向ける。 キングス 「……?軍学校は有事の際以外は、走ったら駄目なはず……って、わあああ?!」 キングスはいきなり国一番の脚力で正に飛び込むようにして入ってきた、この国の英雄に驚いた。 色んな意味で、ギリギリアルセン 「………キングス、キングスだけしか、いませんか?」 慌てて面を胸元に抱えるキングス 「Σ(゚ω゚;)!!えっ、はい。今は、私ひとりです……」 アルセン 「……そうですか、それでは失礼します………クッ」 いつもなら、対人する際には面をつけないと直ぐに赤面する仕立屋の、恥ずかしがりやのスピードを越えて、アルセンがいきなり"本当の笑顔"を浮かべて笑いだしたので、キングスは2度びっくりすることとなった。 しかし、キングスが様子を見ていると呼吸困難を起こしそうな勢いで笑っているので、優しい仕立屋は慌てて、面をつけるのも忘れて、美人な軍人の背を撫ではじめた。 アルセン 「やっと……、治まりました………」
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