三日目

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一方、"アルセンが心配だから"とグランドールがアルセンの後を去っていき、取り残された賢者は、まだ勇敢に耐えていた。 無駄な勇敢を使っているネェツアーク (あれだ、円周率とか、この国の歴史とか、 リリィが誰も見てないと思って、歌姫の真似をしていた(@しかも音程外していたとこ)時、出会ってしまった気まずさとか、 アルス君が笑顔で油虫を瞬殺したところをおもいだして堪えろ、ネェツアーク!) 円周率や歴史はもとから覚えていない←不採用 リリィはウサギの賢者に見られた瞬間に、顔を抑えて走って逃げて、微笑ましくて笑いそうになる。←残念ながら不採用 油虫を瞬殺するアルスの姿は、結構こらえるのにやくだった。←採用🌸 頭部だけが変わったユンフォ様 「見積書修正はないのか?」 ネェツアーク 「ええっとですね……」 ―――仕留めました。 油虫を剣で貫きながら、エエかおする新人兵士を思い出しながら、ネェツアークは必死に堪える。 胸元から、もう一枚の見積書を取り出した時、暴君(ダガー)が川原で言っていたフレーズが、鳶色の脳裏にリフレインする。 ダガー 《H!A!G!E!は!げ!ツ!ツ!ツルーン!》」 ネェツアークの顔が、引くつく。 人の心が聞こえる王様は、自分の言った事に自爆←し、クッとび吹き出し、パンの注文をとらずに逃亡。 ネェツアーク、逃げる国王に反応してしまいそうになる。 ネェツアーク、限界。 教官室にいる軍人の皆さんも限界←。
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