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「それでも、統也と離れるよりはマシです。
統也のこと愛してるんで。
もともと夜の世界には片足突っ込んでたんで耐性と男侍らせてた悪名はあります。
それに、今更統也から離れろって言われても困ります。
統也に稼げる仕事辞めさせられた上にこれだけ愛されて、三食送迎つきの贅沢させてもらって尽くされたら、元の生活なんてもう戻れないし。
だいたい、私を逃せば統也一生独身ですよ?
私のこと死ぬほど愛してるから」
亜紀と篤郎さんが息をのんだのがわかった。
統也の腕の中で言ってもしまらないとわかってても、そんなこと構ってられない。
『ラン』と『凜』から学んだ、人を惹きつける微笑みを浮かべてまっすぐ京さんの瞳を見た。
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