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11月。
その日も、統也と同じベッドで目が覚めた。
二人肌をくっつけて寝て、目覚まし時計の音で目を開ける。
それでもすぐにはベッドから出る気にはならなくて、統也の胸に顔を寄せて。
髪に触れる優しい手の感触を堪能しながら、部屋が暖まるのを待って。
そして、統也がホットカフェオレをいれて戻って来てくれて、初めてベッドから起き出す。
キスをして、温かいシャワーを浴びて、出来立ての朝食を二人で食べてから学校に行く。
そんないつも通りの朝になる筈だった。
パンパンッ
この、乾いた音が鳴るまでは。
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