江戸時代末期

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警察知らないとかどんだけ田舎者…! 「なんだかよくわかりませんが、賊はもういませんし、そろそろ帰っていいですかね?」 「いや!ダメよ! アナタをこのまま逃がすわけにはいかないわ!」 「なんで僕が逃げるみたいになってるんですか…。」 だって…、放っといたら絶対に自首しなさそうだもん。 「とりあえず私も一緒に街まで着いて行くからね。 …道もわかんないし。」 「はぁ…、まぁお好きにどうぞ。」 そして男は溜息をつきながらも再び歩き出した。 私もその後ろを着いて行く。 「ねぇ、名前は?」 「沖田です。」 「ふーん。沖田って言うのね。 まぁ、話が逸れたけど一応は礼を言っとくわ。 さっきはありがとうね?」 「ふふっ、気にしなくて大丈夫ですよ? こうやって治安を守るのが僕の仕事ですからね。」 へぇ…、治安を守る…か。 それ警察の仕事!!
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