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「歳も時雨ちゃんも落ち着きなって!
まぁ、いいじゃねぇか。
帰り方や住む宛が見つかるまではしばらく此処でゆっくりしていくといい。」
「おい近藤さん!!」
「まぁいいじゃねぇか歳。
それに少しぐらい華があった方が野朗共の士気も上がるってもんだ。」
なんとか野宿は避けられたみたいだわ!
良かった……!
「チッ…!
おい、時雨。」
少し不満そうに舌打ちをした土方は、立ち上がりながら私を見た。
てゆうか、さり気なく呼び捨て!?
「なによ歳。」
さり気なく私も呼び捨てしてやったわ。
「チッ、テメェ料理できんのか?」
呼び捨てに対して舌打ちだけって呼び捨てオッケーって意味かな?
チッチッチッチッって、口の中に時計でも入ってるのかな?
「まぁ…、そこそこは料理できるわよ?」
「なら俺のとこに沢庵はちゃんと置いとけ。」
ガラガラッ。
なんか意味不明な事を言って歳は部屋から出ていった。
「ふふっ、素直じゃないなぁ土方さん。
あ、ちなみに土方さんの好物は沢庵なんですよ。」
「がはは!時雨ちゃんなら歳とも上手くやっていけそうだな!
よろしく頼むよ!」
私は此処のメイドになるのかしら?
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