第3章

4/8
前へ
/17ページ
次へ
「魔物はね普通の生き物を大きく凶暴にしたものと考えればいいわ。他には人を見るなり走ってくるって事も挙げられるわね。そして追い付けば間違いなく喰われてお陀仏よ」 考えながら母親は説明してくれた。ふと雪流は自分の容態が気になり「俺って今どういう状態なんですか?」と問いかけ。すると母親は「腰骨、右足骨折。左足粉砕骨折よ。左足から落ちてきたのね」と説明して。 「この街に人が落ちてくるのは二人目ね。どういう風に過ごすのか楽しみだわ。あ、そうそう私たちの紹介をしておくわね。私は平岡 和泉(ヒラオカ イズミ)、この子は私の娘の平岡 愛夢(ヒラオカ アメ)よ。よろしくね」 「よろしくねっ!」 思い出したように和泉さんと愛夢ちゃんは自己紹介をしてくれた。なので「俺は雪流、河上 雪流です」と自己紹介をしておき。ふと骨折箇所を思い出すと先程の痛みは腰骨骨折の為なのだろうと思いながら「あ、あの鞄をとってください」とお願いして。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加