第3章

6/8
前へ
/17ページ
次へ
「んー?何したのー?」 愛夢ちゃんは不思議そうに携帯を覗き込み。そして自分が写っていると「私が二人いるの!?」と驚いたように。その様子を見ると「いいや、写真だよ」と微笑みながら説明して。 「写真なんだ!」 愛夢ちゃんは嬉しそうにしながら雪流にべったりくっついていて。その時突然扉が開き鎧を纏った人が「異世界の人間はいるか!」と問いかけてきて。その様子に驚きながらも「え、えぇ。俺ですけど」と言うと兵士が近寄ってきて。 「ふむ、骨などの損傷か。待っておけ」 手に淡い光を灯すと雪流に近寄り。そしてその光を雪流の胸あたりに当てると光は体の中に消えていき。その瞬間雪流は骨折が治っていくのを感じていて。 「治ったようだな」 そう言うと兵士は雪流を見つめ。その眼光は鋭く雪流を射抜くような目で。その気迫に負けないように雪流も見つめ返し。すると兜の顔の部分を開けると綺麗な顔立ちの女の人が現れて。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加