第3章

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「私は久岡 麗蘭(ヒサオカ レイラン)だ。君の名は?」 麗蘭はニコリと微笑み。その笑みに見とれながらも「河上 雪流です」と名乗り。すると麗蘭は「……一緒に来てみてくれないか?」と提案して。 「どこにですか?」 やはり気になるようでそう問いかければ「なぁに、取って食おうって訳じゃない。簡単な検査をするだけだ。だから外で行うぞ」と言うと拒否させないと言った感じで雪流の言葉は聞かず外に出て。 「あらあらー、雪流くんって見込みあるみたいねー」 和泉さんが戻ってくるなりそう言ったため雪流は「どういうことですか?」と問いかけ。すると愛夢ちゃんが「この前の人には麗蘭さんは何もしなかったのにお兄ちゃんは治してもらったでしょ?」と言って。 「……そう言う事か」 それだけで理解すると雪流は立ち上がり携帯だけを持って外に向かって。そして外に出ると麗蘭が前で待っていて「やはり来たか。さて、付いてきてくれ」と歩き始め。雪流はそのあとに続いていき。 「簡単な検査って何するんですか?」 歩きながら雪流は問いかけ。すると麗蘭は「君が魔力を持っているかどうか検査をするんだ」と言うと立ち止まり。そこには沢山の兵士たちがいて。兵士たちは麗蘭の姿を見ると「おかえりなさい!麗蘭様!」と声をあげて。
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