第3章

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「挨拶は良い。それより検査の準備をしろ」 麗蘭が命令すると兵士たちはテキパキと準備をし始め。そしてすぐにテーブルと椅子と何かに使うための水晶が置かれていて。 「さあ、雪流くん。椅子に座って水晶に手を当てるんだ」 雪流は麗蘭に言われたとおりに座り水晶に手を当てて。すると透明だった水晶の色が徐々に染まり始めて。そして完全に染まると灰色の水晶に変わったと思った瞬間にパリーンと音を立てて水晶が割れて。 「なっ!私でも割れなかった魔力晶を割っただと!」 割れた事に麗蘭や兵士たちは動揺していて。全く話が読めない雪流は「どういうことですか?」と問いかけ。すると麗蘭が「君は全くもって凄いな。今のは魔力晶と言って魔力を感知すると色を変える水晶なんだ」と言いながら紙を取り出し。 「そこには属性がとカラーが書いてある。火は赤、水は青、草は緑、雷は黄、光は白、闇は黒、無が灰色だ。」 麗蘭はそこまで説明すると一旦区切り雪流を見て「最後に述べた三属性は希少であり無は今までで両手で数える程しかいない」と雪流をまっすぐに見つめながら言って。
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