第2章

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「そうだ!私の彼氏の雪流だ!」 叶成は自慢げに言うと全員が叶成のところに詰め寄り「なんで彼氏なの!」「卑怯よ!」「独り占めはダメー!」「私の嫁なんだから!」「いや、叶成は私の嫁なんだから!」と、様々な言葉が飛び交い非常に叶成は困っていて。 発端は叶成なのだが少し可哀想になった雪流は「はいはい、みんな落ち着いて。じゃないと話せないだろ?」と言うとみんなは同じ席に戻り。 「ありがと、雪流」 申し訳なさそうに叶成が言えば「気にするなよ」と優しく微笑んで(後日談だがこの微笑みにみんなは心を射抜かれたそうだ)。そして前を向くと「はい、叶成と俺の関係に質問ある人は挙手で聞いてくれ」と仕切り。すると真っ先に手を挙げた子がいたので指名すると「叶成と雪流様が幼馴染なのは知ってますがカレカノは本当なのですか?」と質問してきて。 「…今日の朝カレカノになった、紛れもない事実だ」 目を閉じると包み隠さず伝えて。するとみんなは叶成に「雪流様が彼氏なんだからいい写真撮ってきてよね!」などと言っていて。その様子に二人は苦笑して。
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