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「死ねやあああああああああ!!」
ゴン!
鈍い音が響く。
重い一発が俺の腹に入る。
色々とリバースしたくなったがなんとかそれを抑え、尻餅をつく。
「てめえぜってえ許さねえ」
ガチギレのチンピラさん。
そんな怖い顔したら泣いちゃうぞ。
......数分後。
はい、集団リンチにあってますよ。
教室の時とは比べ物にならないほど痛いですよ。
「はあはあ、これに懲りたらもう俺に歯向かうのはやめることだな」
ぼろ雑巾状態の俺を見て、満足したのかそんなことを言って、村田さんを連れて立ち去ろうとするチンピラ。
だがなぜか今日の俺は諦めない。
立ち上がることができないにしても、必死に腕を伸ばしチンピラの足をつかむ。
予想外だったのか、躓くだけでとどまらずこけてしまうチンピラ。
「......まだまだ終わりじゃねえぞ?」
「こんのクソガキがああああああああああああああ!!!」
怒りを爆発させたチンピラは俺の胸ぐらをつかみおもいっきり俺をぶっ飛ばす。
ガン!
ぶっ飛ばされた俺は非常に硬い何かに頭を思いっきりぶつけてしまう。
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