42人が本棚に入れています
本棚に追加
......あれからどれくらいの時がたったのだろうか?
俺はようやく目を覚ます。
目を覚ますと見えたのは何本もの木とその間から見える青い空だった。
しばらく俺はぼんやりとその景色を眺めていた。
そして意識がはっきりしてきたところで色々な疑問が浮かんでくる。
ん?木?
俺、あの時ケガしていたから普通見えるのは病院の天井じゃないのだろうか?
もしくはあの時から大した時間がたっていなく、まだあの場所にいたとしたら、見えるのは青い空オンリーではないのだろうか?
そういえばあんだけ痛かった頭が今は全く痛くない。
それどころか頭以外の場所も全く痛くない。
俺は体を起こし、自分の体と周りの景色を確認してみる。
......体には傷一つついていない、周りは見渡す限りの森。
こんなどでかい森、近所にあったっけな?
うん、ないね。
もしかして拉致されて、ここに捨てられちゃった?
うん、意味が分からないね。
まあ、この状況の方が意味わからないんだけどね。
となるとこれはもしかしてもしかしなくてもラノベとかで見た例のあれですか。
「......異世界に転生しちゃった?」
最初のコメントを投稿しよう!