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とある学校の教室にて......。
「おいみんな見ろよ!こいつまたこんな点数とってるぜ!」
一人の男子生徒が俺のテストの答案用紙を取り上げて、クラス全員に見せびらかす。
その答案用紙の点数欄には赤い文字で2と書いてあった。
「ははは!マジかよ!こんな点数どうやったら取れるんだよ!」
俺のテストの点数を見て笑う男。
クラスのみんなからもクスクスと笑い声が聞こえてくる。
「亮介君、こんな点数とってしまった感想をどうぞ!」
ふざけた感じで聞いてくるいじめのリーダー的存在である......名前忘れっちった。
とりあえずいじめっ子Aでいいや。
「・・・・・」
俺は相手にするのも面倒くさいのでいじめっ子Aを無視する。
「あれれ~?ついに話すこともできないほどバカになっちゃいましたか~?」
次は違う男子生徒がバカにしてくる。
こいつはいつもいじめっ子Aにべったりくっついてる......こっちも名前忘れっちった。
まあ、いじめっ子AときたからこいつはBでいいか。
「・・・・・」
もちろんいじめっ子Bのことも無視する。
「なんとか言えよこら!」
ガン!
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