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「うがあああああああ!!!」
ついに襲い掛かってきたー!
とりあえず......逃げる!
「ぬおおおおおおおおおおおおお!!」
俺は森の中を闇雲に走り回る。
やはりこちらにきても体力が向上しているということもないようだ。
もうはや息切れしてきたー。
俺ってこんな体力なかったんだな。
今度からはもう少し運動するよう心がけよう。
まあ、今度があったらの話なんだが。
全力で走ったからそれなりに距離が開いているかと思い、恐る恐る後ろを見て見る。
「・・・・・」
「・・・・・」
あはは、クマさんが俺の眼前に迫っているではあーりませんかー。
やべえ、そろそろ限界かも。
「うがあああああああ!!!」
クマさんが鋭い爪を持った手で俺を殴ってこようとする。
「ぬが!」
俺はそれをかろうじて避ける。
あ、あっぶね~。
あんなのもろにくらったら一発で首吹っ飛ぶわ。
俺の回避能力もまだまだ捨てたもんじゃないな。
「がう!」
ばき!
「あう!」
自分に感心している俺に対して無慈悲に次の攻撃を繰り出してくるクマさん。
ごめん、やっぱ俺の回避能力ごみだわ。
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