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「あの、大丈夫ですか?」
心配そうな顔をして俺を見る青髪少女。
やべえ、正面から見たらもっと可愛い。
それに女の子特有のいい香りが……って興奮してる場合じゃなかった。
「だ、大丈夫。軽く殴られただけですから」
嘘です、本当はめっさ死にそうです。
美少女の手前見栄を張りたかったのです。
あ、そういや言葉は通じるみたいだな。
言葉が通じるだけましと見るか。
「ちょっと待っててください。今、治癒魔法で治しますから」
おー、それは助かる……え?
「魔法ですとおおおおおおお!?」
まさか本当にあるとは思わなかったため、思わず叫んでしまう。
「ちょ、ちょっとじっとしててください!」
もう治療は始まっていたみたいで、俺の叫びに驚きながらも怒られてしまう。
「す、すみません」
いきなり嫌われたくはなかったので、ここは素直に謝る。
「私も治療のためとはいえ、怒鳴ってしまってすみません」
俺に気をつかってか、謝ってくる青髪少女。
めっさええ娘やん。
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