42人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
俺が無視したことに怒ったいじめっ子A が俺を突き飛ばす。
俺は突然のことで対処できるはずもなく無様にも床に転がり他の人の机に頭をぶつけてしまう。
っち、本当に面倒くさいやつらだ。
俺がこいつらに何かしたかっつーの。
いじめっ子に苛立ちながらも、起き上がり自分の席に戻ろうとするが、それは叶わなかった。
「おい、いつまでシカトこいてんだよ！」
俺の肩をつかみ何かをほざいているいじめっ子A。
「・・・・・」
だがそれでも無視を続ける。
あれだ、こいつはいわゆるかまってちゃんなんだろう。
ほんと毎日毎日飽きないなこいつら。
入学当初から嫌がらせされて今が一年の10月だからかれこれ半年間こんなことをやり続けているのか。
「てめえ、黙っていりゃあ調子に乗りやがって！」
いや、黙ってるの俺なんですけど？
こいつ2点の俺よりバカじゃね？
心の中でいじめっ子にツッコミを入れていると、いじめっ子Aの拳が俺の顔面めがけて飛んできていた。
ここでよけてカウンターでも決めたらカッコいいのだろうが生憎、低スぺな俺にそんなどこぞのイケメンまたは脇役最強主人公補正みたいなものはないので、おとなしくいじめっ子Aの拳を顔面にくらう。
最初のコメントを投稿しよう！