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俺の言葉を聞いた村田さんは俺に何かを言うこともなく自分の席に戻っていった。
こりゃあ完全に嫌われたな。
ま、別にもともと仲がいいとかそういうのではなかったけど。
その後、何事もなく学校での時間は過ぎ去っていった。
時はたち放課後、俺は今回のあまりにも深刻なテストの結果について担任の先生とお話合いをしていた。
「なあ永田、お前さすがにこの点数はないんじゃないか？」
成績の書かれた書類を見ながら呆れた顔をして言ってくる先生。
「先生、現実を見ましょう。これが俺の実力ですよ」
「いやなんでお前そんな余裕そんな顔してんの！？これお前の成績だからね？かなりやばいからねこれ？」
「落ち着いてください先生。なにも人間テストの点数が全てじゃないでしょう？テストでやることなんてどうせ社会じゃ何の役にも立たないんですから」
「そう言っているがお前この成績じゃ卒業も危ういからな？就職とかそんなこと考える以前の問題なんだよ」
なんですと？
「アンタそれでも先生かよ！生徒を卒業させるために努力するのが先生ってもんでしょ！」
「俺達が頑張ってもお前が一つも努力しなきゃ意味ないだろうが！」
ですよね～。
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