落ちこぼれの転生

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それから一時間くらい先生と俺のお話合いは続いた。 主に俺への説教だったが。 先生から解放された俺は速攻で学校から出て帰路に着く。 帰っている最中、俺は自分の将来について考える。 俺の三年後は一体どうなっているのだろうか? 高校卒業できなくて留年? いやそれはマジで勘弁。 なんとか卒業できたはいいが就職先など見つかるはずもなくニート生活? そんなの絶対親父が許してくれないな。 はあ、考えるだけ無駄か。 とりあえず今は何に対してもやる気が起きない。 最近はなんで俺って生きてんだろう?とか俺ってぶっちゃけ生きてても意味なくね?とか思い始めているくらいだ。 もう生きる気力すら失ってきちゃってるよ。 そんなネガティブなことを考えながら歩いていると前方に何やら知っている顔が見えてきた。 「なあなあいいじゃん。お兄さんたちといいことしようぜ」 「離してください!あなたたちについていく気なんてありませんから!」 そこにはチンピラに絡まれている村田さんがいた。 何このラブコメ? 超フラグたってんじゃん? 俺に回収しろって? 無理無理、俺貧弱系男子だから。 主人公補正とかマジ一つもないから。 むしろマイナスに働いちゃってるから。
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