世界観・用語設定

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《Association of General Conservation》  “大破壊”により、国家間のシステムが崩壊した後の世界において、相互の利害関係に基づいて構築された組織。内外双方からA.G.C.の略称で呼ばれる事が専ら。  当初はいわゆる会社組織のそれに近い構図を取っていたが、次第に協調する集団を吸収・併合していった結果、極めて大規模な組織と化しており、大破壊前の国際企業間ネットワークを模した物となっている。  所属する各集団はA.G.C.に対するある種の帰属権を負い、純粋に組織、また他のメンバーに対する相互の利潤追求、即ち旧世界の経済体制を踏襲した活動を行う事を要する。その組織図は分かりやすいピラミッド型を成すが、頂点にあたる集団は存在せず、主要人物の会合という形で全体の管理、活動方針の位置付けが行われる。  軍事方面に特化した集団も多く、組織そのものに対する忠誠は概して希薄な一方、比較的自由な気風ゆえ流れ者の勢力がそのまま居着くといったケースも多い。また所属を表すエンブレムとして、“緑の星”をバックに、A.G.C.の名を記した物を使用している。
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