世界観・用語設定

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《サンドラル》  大破壊後の世界にあって、旧来的な王制と宗教様式に立脚した国家。大陸の南部に広い勢力を持つ。  元々、大破壊前より小規模に、現在と同様の信仰と生活基盤を持った部族が存在していたが、大破壊時の戦争と災厄から殆どの民が逃れ、また彼等の本殿も健在であった事から、自分達こそ神に選ばれた民族であると確信し、崩壊後の世界で急速に勢力を拡大した。  彼等が信奉する“マーメルス”は戦いと農耕の神であり、聖典中では“羽を生やした狼”の姿で描かれる事が多く、彼等の国旗や所属機体のエンブレムにもそれが表されている。  最近の勢力拡大により軍国主義化が広がってはいるが、国民に対しては健全な道徳規準の履行を押し進めており、友愛と善行を説いている。その一方、敵対する者には容赦がなく、“改宗”した者は自国民として同等に扱われるが、それ以外の者は異民族として蔑視している。  外見的特徴として、浅黒い小麦色の肌と澄んだ青緑の瞳があり、また彼等の言語はいわゆる共通語とほぼ同様だが、独特の訛りがある。
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