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そんな博士の姿にエヌは、失望してしまった。
博士は、失敗することが分かったからわざと、実験を進めなかったのではないかと。
政府は別の博士に宇宙模型作成を依頼するが、あと一歩のところでどの博士も、研究をやめてしまい、さらに部屋に閉じこもってしまった。
ある日、エヌのところにも、宇宙模型の作成依頼が届いた。
エヌは、このチャンスをよろこんだ。
この実験を成功させれば、博士をこえることができると。
エヌはこの依頼を、よろこんで。と引き受けた。
しかし初期の段階で実験は失敗続きで頭を悩ました。
そこでエヌは、博士のもとに行き実験の手がかりを得ようとするが、博士は、「あれは、駄目だ。駄目だ」と繰り返し謝るばかり。
エヌは、博士を軽蔑の目でみると
「あなたは、できもしたい研究をできたと嘘をつき、騙した嘘つきだ」
と博士に怒りをぶつけた。
博士に幻滅するとエヌは、独学で実験を始めた。
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