サバンナ
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氷帝がリンクを蹴った。 欠片が舞い上がり静止する。 2本の指で空に文字を記すと青白い軌跡が見えた。 ふっと息を吐くと欠片は彼の体に取り込まれていった。 次の瞬間、髪の色が透き通り先端は氷となった。 それは彼の冷たい美貌を際立たせている。 視線一つで壁の氷が剥がれナイフになる。 眉一つ動かさず、きっ先は頼人に向いていた。
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