倉庫 #2

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「違うの…中学の時、いじめにあって精神的なショックで、話せなくなったんです」 「……」 俺達は黙って聞いた。 「それから、どんなに治療しても話せなくて…あの子から笑顔が消えたんです」 「……」 「お願いします。あの子の声と笑顔を取り戻して下さい」 「1つ、断わらないといけないことがあります。 俺達はお母さんから見れば、不良で暴走族のトップをしていますが、それでもいいんですか?」 「娘が、それでもあなたを選んだんですよね…だったら何も、いいません」
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