俺はチート=Restart=

ギルド登録～竜の翼

場所は変わって、ここはギルド備え付けの闘技場。
観客席にはリナが居て、闘技場の中心ではハヤトとエルザが対峙していた。

エルザ
「ルールは殺し以外は何でもありだ。
異論はあるか？」

ハヤト
「大丈夫です、早く始めましょう」

エルザ
「そうか、なら先手は譲ろう、かかってこい！」

ハヤト
「わかった、行くぞ！ 烈風波！」

ハヤトはアラハバキを降魔したままだったため、変更をしないままスキルを使う
ハヤトの目の前に現れた土偶が、エルザが居る方向に風の刃を放った

エルザ
「この程度か！次はこちらから行くぞ！」

しかし、不可視の筈の風の刃を切り伏せながら、エルザが飛び出して来た。
その手には赤いロングソードが握られている

ハヤト
「なっ!?冗談だろ!?」

ハヤトは、驚きながらも剣撃をアラハバキで受け、あらぬ方向に反射する。

エルザ
「ほう、それが先の攻撃を受け止めていたからくりか、これならどうだ！」

さらにエルザの剣撃は激しさを増し、更に剣には炎を纏っている。
どうやら攻撃は炎属性と認識されているようで、アラハバキでは捌けない。

ハヤト
「くっ！来い、ヨシツネ！」

エルザ
「ちっ！」

これ以上は危険と判断したハヤトは、なんとか隙を見てペルソナを切り替える
ヨシツネはハヤトの背後に出現し、そこから一振りの刀でエルザの剣撃を軽々と捌いて見せる
剣だけでは不利だと判断したエルザはハヤトから距離をとった。