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颯斗
「痛てて…ここは…異世界に着いたのか」
颯斗は森の中で目を覚ました
髪に木の枝や葉が付いているところを見ると、上空から自由落下したのだろう
颯斗
「さて、これがテンプレなら、近くで女の子が魔物か盗賊に「キャーー!」あっちか!」
颯斗は悲鳴が聞こえた方向に走り出す。
500m弱あった筈だが、異世界に来たためだろうか、あっという間に距離を詰める
そこでは案の定、ドラゴンに襲われる女の子がいた
ドラゴンが女の子に襲い掛かろうとする
颯斗
「今助ける!」
颯斗は一気にドラゴンに詰め寄り、蹴りで吹き飛ばした。
───女の子side───
あーもうなんなのよ!
いきなりライトドラゴンに襲われるし、仲間は皆逃げちゃうし、さっきは柄じゃない悲鳴を上げちゃうし…
私じゃ、このドラゴンは倒せない。
いつもならなんとか逃げられるけど、クエストを終えたばかりで、逃走に回す魔力が残っていない。
ドラゴンが私に襲い掛かろうとする
私ここで死ぬんだ…
私が諦めかけたとき、
「どーん☆」
誰かがドラゴンを蹴り飛ばし、助けてくれた。
女の子side out───
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