いちっ!!

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                       * 声をかけられたせいで時間をくってしまい、いつもより遅くなってしまったようだ。 そのせいで周りが随分と騒がしくなってしまった。 「キャー!!」 「魅澪様今日も素敵…」 「朝から見れるなんてラッキーだね!」 俺はアイドルかよって。 それに黄色い悲鳴に混じって野太い声も聞こえて気持ち悪い。 ここ男子校だよね? まあ、1年も経てば大分慣れたけどさ。 それにしても煩い。それに疲れる。 ……裏道から行こうかな。 そんなわけで(多分)俺しか知らない裏道から学校へ向かうことにした。 入学当初、広すぎて迷ってしまったときに偶然見つけた道。 何故かこの学校には森があるのだが、その中に裏庭へと続く道が隠れていたのだ。 この裏庭は様々な植物がありとても綺麗だし、更にベンチもあるので1番のお気に入りの場所。 入学当初のことを思いだし懐かしく思っていると、いつの間にか裏庭についていたようだ。
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