第1章

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暖かいな。 あ、そうか。俺死んだのか。 長い人生だと思ったけど、終わりはあっさりしてるもんなんだな。 「お~い。」 どうせ、死んだんだ。 ゆっくり寝かせてくれよ。 「ジンさ~ん。」 急かすなよ。後からちゃんと天国いくからさ~。 「あれ?やっぱり死にたくなりました?」 そりゃ生きたかったけど、死んだもんは仕方ないじゃないか。 「生きてますよ?」 「え?」 目を開けるとそこはまさに天界とでも呼ぶべき光景がそこに広がっていた。 「俺生きてるー!」 「もちろんです。」 驚きのあまり俺は両手両足がついてるか確認する。 大丈夫だ。どこも問題ない。 「あんたが助けてくれたんだよな。どうやって助けてくれたかは、わかんないけどとにかくありがとう。礼を言わせてくれ。」 そういうと俺は深々と頭を下げる。 こういう時は素直に謝るもんだって婆ちゃんが言ってたからな。 「いえいえ、どういたしまして。なんてったって私、神様ですもん。当然のことをしたまでです。」 そっかそっか神様なら当たり前か~。 「・・・はい?神様?」 「はい。神様です!」
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