第1章

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ちょ、え? 神様ってこんな可愛いの? というか、今目の前にいるの神様? やばい頭が混乱してきた・・・。 「ふふ。そんな混乱しなくても大丈夫ですよ。落ち着いて思い出してみてください。さっきまで何をしてたのか。」 さっきまでか。確か・・・。 教室で授業を受けて、部活やって、帰ってゲームして、弟にボコボコにされて、ふて寝して・・・。 「そうだ。弟にリベンジせねば。」 思い出した。あのやろう、完全に兄をなめている。 「確かにそこまではあってるんですけどね。実はですね、カミシロジンさん。」 ここまでずっとニコニコ笑っていた神様が真剣な顔になる。 「ジンさん、あなたは異世界の召喚士によって召喚されちゃいました。」 そして舌をぺろっと出してウィンクする神様。 「なるほど。召喚されたなら仕方ないな。」 うむ。召喚されたならしょうがない。 俺もそれに合わせて、テヘペロ。 「って、いいわけあるかぁ~い!何?今流行りの、というか既に廃れ気味になりつつある異世界召喚物語ですか?例のごとく、神様の手違いで召喚された挙句、チート能力もらって別の世界でエンジョイしてこい的なあれですか!?更には魔王倒してハーレムエンドみたいなあれですか?」
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