第1章

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   ◇ 「あぁ、君は拒絶されてしまった・・・」 落ちていった男の体を見下ろし、首を振る。 「ネバーランドの入り口は、彼のために開かなかった。残念だよ。君は戻れない人だったんだね・・・」 また、探さなきゃ。 そうつぶやいて、空に向かって上昇する。 キラキラと、妖精の粉が舞い降りた。 少年を取り巻くように、くるくると光が移動する。 「バカね。大人が子供に戻れるわけないじゃない! 子供を探さなきゃ!」 「ティンク・・・。だって、今の子供は、窓の外を見ないんだ。外でだって遊ばない。危ないからって、断られたよ・・・」 悲しそうに、瞳を伏せる。 「全く。永遠に子供でいられるって、素敵なことなのに。何でみんなわからないのかしら?」      
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