プロローグ

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恵の意見になると、立華と有人も争いを止め、耳を澄ませた。 「……へえ、さすが恵ね」 「おう、俺の世界平和よりもいい考えだな」 「あんたの意見がガキ過ぎるだけよ」 「お前もガキだろうが!」 結局争いを再び始める二人。仲が良いのか悪いのか、よくわからない。 「あ! 流れ星!」 慶介が叫ぶと、全員空を見上げ、そして願った…。  ―この時願ったこと、俺は今でも鮮明に覚えている。   ただ、他の四人には、正直忘れていて欲しい。   だって、その願いは、もう永久に叶うことはなくなるのだから…―
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