第1章
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「行ってきます…」 「あ、陸!ごはんは?」 「大丈夫だよ。早く行かないとだめなんだ。 姉さん、ごめんね」 「なら、良いけど…はい、お弁当」 「ありがとう」 俺は、姉さんと二人暮らし。 両親は死んだらしい。 覚えてないけど、姉さんが言ってた。 昔の記憶がない俺には、姉さんしかいない。
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