悲劇のR.U.R.

1/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ

悲劇のR.U.R.

 高度に技術が発展した超未来。人々に代わり労働力としてケノスが普及し、総人口15億に対し、30億もの数が活動していた。一部の国では人の堕落が顕著、一方ではケノス撤廃を謳う宗教・組織も台頭しており、散発的なテロが起きている。だが、戦争や紛争も同様に無人兵器による戦いが一般化していた。  ロボット産業の市場の8割を占めるラードゥ・ロフェッサ社の政治的な影響力は大きく、実質、殆どの国家は同社の命令を無視する事は出来ない状況にあり、名ばかりの政治が行われ、ロボット産業や戦争市場を中心とした大量消費社会が世界の規範になっていた。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!