第1章

10/12
前へ
/12ページ
次へ
いつもなら休憩を入れる時間だけど、リーダーの手が止まる事はない。 (喉、渇いたな…) すっかり集中力のキレた私は、リーダーの顔色を伺いながら、休憩を入れるタイミングを見計らった。 「今、何時?」 「一時半になります」 「じゃ、休憩にしよ?」 (やった!) やっと休憩だ。 一人なら好きな時間に取れる休憩も、リーダーと一緒なら仕方ない。 行き先はもちろん宗さんの働くカフェ。 「私、ロッカー寄ってから行きま~す」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

37人が本棚に入れています
本棚に追加